「肩こりがどうしても治らないんです・・・こんなに動かしているのに。」
「肩こり専門の整体院に行きましたが、肩甲骨に手が入らないから治らないと言われました。」
「肩甲骨が浮くぐらい動きますが、肩こりは改善していません」
このようなお声をたくさん当院に相談に来られたお客様が語られます。
なぜか?それは肩こりのメカニズムが正確にお客様もセラピストも正確に理解できていないという点と肩甲骨が動く=肩こりはない、という間違った神話に捉われているからです。
まず、肩こりに関して言えば、肩に原因はありません。足です。足の使い方です。ここに関しては詳しくは、他のコラムに書いていますので参照してくださいませ。
実は足を使ってしっかりと上半身を支えていないと、実は肩が足の仕事を文字通り、肩代わりしてしまうのです。その仕事が増えると、肩の過剰な収縮が起きます。
”肩こりの人ほど、ガンになる確率が高い”、そのメカニズムを解明。
ここでは、肩甲骨はがしがなぜ危険か?についてです。
まずは、下の図をよーーーく、ご覧ください。よくですよ。
これ、頭のてっぺんから肩甲骨を見た状態なのですが、肩甲骨が翼のように背中から生えていますよね。そして、この肩甲骨は実は、鎖骨という細い骨として関節としてつながっていないため、この面積の広い大部分の本体は、肋骨に乗っている状態なのです。
例えるならば、スマホの4つある角のうち、一つの角にだけストラップの紐をつけて垂らしていて、スマホの本体自体はしっかりと机に載せている状態。
ということは、肩甲骨はがしは何をするかというと、肋骨に乗っているこの肩甲骨が動きやすいようにと指や手をグリグリ入れて、動きを出すのです。
しかし、これを剥がされてしまうと、肋骨と肩甲骨の接している部分にも大切な筋肉や筋膜があり、そのつながりがあることで肩甲骨がなんとか背骨にくっついているので、はがされると鎖骨一本のつながりで支えないといけなくなり、結果、肩への負担がめっちゃ増えるのです。肩こりは悪化して当然ですよね?
しかもこれは今、上の図のような状態で上から下に重力に沿って肩甲骨がおんぶされる形で乗っていれば、問題はないのですが、実際はカラダはまっすぐ立ち上がって肩甲骨は足下側に常に滑り落ちそうになっている状態です。結果、肩甲骨はがしをされると、アッっという間に下に落ちそうになるので、余計に肩に緊張が入り、肩こりは悪化していくのです。
だから、当院では、肩甲骨はがしで受けたダメージを改善し、そのダメージを消した上で、肩甲骨と肋骨の関係を仲直りさせ、根本の肩周りの筋膜の調整と足の使い方の施術と指導を行って、卒業させていくのです。
肩甲骨はがしをされそうな方がいれば、ちょっと待った!です。
肩こりで本気で困っている人のために ぜひこの記事を届けてください!原因がわかるだけでも全然気持ちは変わるはずです。シェア・拡散は大歓迎です。してくださったあなたには、きっといいことがたくさんこれから起きます!だって、人を救う行為につながるからです。そんな尊いことをされた方がより幸せにならないとおかしいですよね?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。