”美は細部に宿る”で覚えていたが、調べると
”神は細部に宿る”であった。ドイツの建築家の言葉らしい。
細かいところまで配慮されたサービス、そこに高級旅館の美しさがあると感じる。整体も同じ。
枕の高さ、話しかける時の角度、手を触る時のタイミングと声かけ。どれかひとつでもかければ品性を失い、信頼を損ない、治療効果も格段に落ちる。細部にまでこだわる、そこに神がかった力が宿り、人の身体が治癒する。
そこで、僕が考える「美」とはなにか?それは、「一貫性」である。お客さまでも道端の他人でも、同様に接すること。物でも人でも大切に接する。それが僕の美に対するコンセプト。アニミズム的な思考に近い。
美しい生き方を全うし、美しい死を飾りたい。
見た目の美しさを極めても内面の美しさには勝てない。それと表面のストレスのない美しさには。