カラダを痛めた!これからどうしよう・・・近くの病院へいく。
レントゲン、血液検査、いろいろしても特に問題なし。
「では、とりあえず、湿布を出しておきますね」
なにか即効性のある魔法のような薬として使われる【湿布】。
しかし、湿布はカラダを痛めたときには、ほとんど効果をもたらしません。むしろ、皮膚がかぶれたり、痛みが少しごまかされてさらなる症状を生み出す可能性があるからです。
あなたがカラダを痛めた時にまずすべきこと。それは現状分析と適切なアイシングです。
現状分析とは、じっとしていもカラダが痛いかどうか。じっとしていても何をしても痛い場合は、確実に炎症が起きている可能性があります。病院に行って、内臓への急な症状や明らかな外傷による炎症がなければ、まずその痛い部分は、オーバーワークによるストレス過多によって引き起こされた筋肉や筋膜などの組織損傷です。
ということは、炎症が起きているのです。
では、ここで一つ。例えを交えて、あなたに質問です。
ここに熱いやかんがあります。沸騰したお湯が入っているあつーーーーいやかんです。さあ、あなたは次のうち、どちらで冷やしますか?
A.冷たい水や氷
B.湿布
問答無用で、Aしか選びませんよね。しかし、カラダのこととなると、みなさんAの選択肢はほぼ選ばれません。みんなB一択です。
しかし、実はこれがカラダの真実で、炎症を起きているところをいくら湿布で冷やしても、これは湿布自体が冷たいのではなく、湿布が冷えているように脳に感じさせているだけなのです。つまり、冷えているのでなく、冷えているように錯覚しているんです。
ということは、カラダを痛めて炎症が起きている部位は、まず濡れたタオルか冷たい氷で冷やせば、高い確率で痛みがほとんど取れます。実はこれ、ぎっくり腰でも当てはまるんです。
ぎっくり腰だと、なぜか「腰は冷やしたらダメだ・・・」という間違った解釈に囚われているんです。これは時と場合によるもの。特にぎっくり腰は痛めて動けないくらいの直後は、実は冷やした方が痛みがほとんど改善します。
そして、炎症がおさまった後に、しっかりと原因分析してカラダの正しい使い方を施術を通して行っていけば、症状も改善しますし、根本の原因からも卒業できるのです。
結論、痛みが出たら、まず湿布。ではなく、まずタオルや氷で冷やすこと。
余計なことをすればするほど、カラダの自己治癒力は落ちて、改善しにくくなります。
ぜひ、あなたの周りでカラダを痛めて悩んでいる方がいらっしゃれば、この記事をシェアして届けてください!
PS・ちなみに湿布は、カラダの機能的な損傷が全くなく、その部位に原因が全くないときに湿布を貼ると効果があります。つまり、脳が完全に痛みを覚え切っていて、カラダの機能的な損傷がないときに効果が抜群にあるのです。が・・・そんな状況、あまりないんですよね。やはり使い方が悪くて、そこに何かしらの損傷はきたしているので。