大抵の場合、体温が低いのは内臓が冷えてるからとか、筋力がないからとか、脂肪が多いからの身体構造論に目が行きがち。(日本人は身体構造論が大好き)

しかし、現実には、その人の内臓機能や筋力の有無よりも、その人のカラダと心の「協調性」の方が強く影響する。

例えば、先日「筋肉がなくて脂肪がないから寒さを感じる」的な話を聞いた。カラダの構造的にはみんな変わらないんだけど、最近運動していないから筋肉が落ちたからかなー、脂肪が増えて代謝が悪いからかなーと、その方は思ったようで。

突っ込んで話を聞いてみると、その方は20代の頃はフルマラソンを3年連続で走るくらい、運動が大好きだったとのこと。フルマラソンを3年連続で走るくらい、運動が大好きなのはおそらく少数派だと思う。まあ、日本でも1%もいないくらいではないかな。その方は、子供ができたから奥さんから「父になるんだから、そんな”遊び”はやめて、育児を手伝ってよ」と言われた影響が、ずーっと残ってる。

おそらく彼にとって”生きがい”だったマラソンを再びやれば、寒さなんて全く感じなくなる。実際に、マラソンを再開したら、すぐに普段の生活での体温も上がり寒さを感じなくなったそう。筋肉や脂肪は変わっていない。それくらい、カラダの本能を無視して、脳が考える世間体に合わせる弊害は大きいのだ。同調圧力の強い日本では、さらに抜け出すのは難しいかもしれない。

自分では意志が強く、自分の行動は自分の意志で決めてるから、ストレスなんてあるはずがない!と思っている人でも、本当にやりたいことを我慢しなければいけない環境の影響を強く受けている。例えば、マラソンを”生きがい”として認めてくれる妻と、マラソンを”遊び”と捉える妻とでは、全く違う人生になったかもしれない。

大切なのは、そういった人間の弱さを理解して、カラダの求める本能と脳の意志をちゃんと「協調」させてあげないといけない。そして、本当にやりたいことをやり続ける限り、まるで寒い雪の中でも寒さをまったく感じずに遊び回れる「こども」に戻れると思う。本質はそこにしかない。

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